臨床研究に関する情報公開について(オプトアウト)
臨床研究とは?
病院で患者さんが今受けておられる治療は、現時点で最も良いと科学的に評価されている治療法が中心になっています。
それでは、どうしたら、最も優れた治療法がわかるのでしょうか? 新しい治療法(手術法、新薬など)が、これまでの治療より優れているかどうかはどうしたらわかるのでしょうか?
そのことを確かめるために行なうのが、「臨床試験」です。
「臨床試験」とは、試験計画にしたがって患者さんが治療を受けられ、医師はその治療法が患者さんにどのような効果をもたらすかを検討します。このうち、診療データ等の情報や余った検体のみを用いる研究については、国が定めた倫理指針に基づき、対象となる患者さんから直接同意を受けない場合があります。この場合は、あらかじめ研究内容をWebサイトにて公開し、患者さんが拒否できる機会を設けており、このような手法を「オプトアウト」といいます。
当科では、以下の研究を行っております。各研究についての詳細については、添付のPDFファイルをご参照ください。
なお、これらの研究は金沢大学医学倫理審査委員会の審査を受け、医薬保健研究域長の承認を得て行っています。
研究のためにご自身のデータや検体が使用されることを望まない方は、各研究の担当者までお知らせください。
当科で行っているオプトアウトを用いた研究
緑内障グループ
・緑内障の構造と機能の関係
・緑内障手術の治療成績の研究(説明文書)
オプトアウト掲示文書
・緑内障における眼圧日内変動の研究
・緑内障の進行に関与する因子に関する観察研究
・小児緑内障の眼圧と視機能の予後に関する観察研究
・新しくなった視覚障害者認定に関する後ろ向き実態調査
・血管新生緑内障に対するバルベルト緑内障インプラントとトラベクレクトミーの臨床成績比較
角膜グループ
・レーザー虹彩切開術後水疱性角膜症における角膜内皮移植後の内皮細胞密度の長期経過の検討について
・ペルーシド角膜変性症に対する角膜層間移植研究について
・角膜内皮移植術後の角膜内皮機能不全に対する再手術の研究について
・角膜内皮移植術後の虹彩異常と術後経過の検討
・過去15年間における角膜内皮移植術(DSAEK:DMEK)の術式・原疾患の推移の研究について
・過去10年間における角膜内皮移植術(DSAEK:DMEK)の原疾患の推移の研究について.pdf
・角膜ジストロフィの前眼部画像解析の研究について
・角膜内皮移植術(DMEK)におけるデスメ膜セッシの有用性に関する研究
・ドナー挿入器具NS Endo-Inserterを用いた角膜内皮移植術の臨床成績の検討
・角膜内皮移植術と硝子体手術の同時手術についての臨床研究
・角膜内皮移植術(DMEK)におけるロール状移植片の表裏確認に際しての眼球内照明利用の有用性研究について
・Reis-Bücklers角膜ジストロフィに対する角膜電気分解の有効性に関する研究について
・フックス角膜内皮ジストロフィーの診療エビデンス創出のための研究
網膜硝子体グループ
・網膜硝子体手術の治療成績の研究(説明文書)
オプトアウト掲示文書
メディカルレチナグループ
・網脈絡膜疾患における網脈絡膜の構造・機能・血流の関連についての検討
神経眼科グループ
・視神経・視路疾患の診断および治療効果に関する研究
・日本におけるレーベル遺伝性視神経症の患者データベース作成
小児眼科・斜視グループ