白内障
目標:白内障による症状の把握および視機能異常について理解し、白内障の診断と治療ができることを目標とする。視機能異常に関しては、視力低下、屈折異常、コントラスト感度低下、グレアーの増加、収差異常について問診から白内障が原因であることが推測できる能力をつけることを目標とする。
1.白内障発症原因疾患の理解と各原因に特徴とする白内障形態、合併する眼疾患、必要とする検査について
理解・習得する。
1.白内障の診断および症状を理解する。
2.細隙灯顕微鏡検査での白内障の程度分類できる。
3.皮質白内障、核白内障、成熟白内障などの形態的特徴を分類できる。
4.白内障の視機能異常を評価するコントラスト感度、収差検査について理解する。
2.白内障手術の適応および方法について理解・習得する。
1.眼内レンズ度数決定法と眼軸長測定法の原理と実際に習熟する。
2.手術適応の判断・理解する。
3.白内障手術については超音波乳化吸引術、白内障嚢外摘出術、嚢内摘出術について理解する。眼内
レンズの選択および挿入法について理解する。
4.特殊な白内障である小児白内障、ぶどう膜炎など他の眼疾患に合併した白内障治療などを理解する。
3.白内障術後管理の理解・習得
1.術後早期、晩期合併症を理解する。
2.白内障手術合併症に対する治療対処法や長期経過での後発白内障などに対する対処法について理解
する。