神経眼科
眼科における疾患は、眼球のみの疾患だけではありません。眼症状から様々な全身疾患を考えなければなりません。眼だけでは物足りない(眼は非常に奥深く眼科を経験すると物足りないとは決して思わないと思いますが)と思われる先生、内科的推論に基づく診断学に魅力を感じられる先生、そして免疫抑制療法を主体とした全身的治療に興味を持たれる先生は是非神経眼科を体験ください。
当科では必要な検査機器はほとんどそろっているため、最新の機器を用いた診断治療を思う存分に行うことができます。
しかし、神経眼科の基本は特殊な検査機器を使用せずに問診をしっかりとり、きちんと診察することにあります。それにより、ある程度病変や疾患を推測することができます。
当科では眼科の基本的な診察手技や画像診断を学び習得することが可能です。
眼科基本診断技術としては、視力、屈折、視野、眼位、眼球運動、両眼視機能、瞳孔、色覚、調節、眼圧、涙液検査、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査、光干渉断層計検査、蛍光眼底造影検査、電気生理学的検査、MRI・CT画像診断学などを学び習得します。
特に問診、対光反射、眼球運動は神経眼科診察の基本ですから、最初に習得して頂きます。