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メディカルレチナ外来

 
メディカルレチナ外来では、加齢黄斑変性、中心性漿液性網脈絡膜症、近視性脈絡膜新生血管、網膜静脈閉塞症、糖尿病黄斑浮腫といった黄斑疾患を主に扱っています。この分野の診療は、2000年代からまさに劇的な変化を遂げ、現在も日々目まぐるしい進歩を続けています。近年の画像診断技術の発達により、病巣の網膜や脈絡膜への広がりが詳細にわかるようになり、かつては光凝固術ぐらいしかなかった加齢黄斑変性の治療は、2000年代を軸に大きく様変わりしました。光線力学的療法の登場により加齢黄斑変性は治療のできる疾患になりました。これまでは視力を維持させることが治療の限界でしたが、抗血管新生薬(抗VEGF薬)の硝子体内投与の登場により視力向上を治療の目的とするようになり、この治療法は爆発的な普及を遂げました。しかし、長期にわたる治療が必要なため、正しい診断と適切な治療管理を行うことが、視力を守るためにはとても重要です。
 
当外来では、患者様一人ひとりに対し誠心誠意をもって対応することを第一に心がけております。科学的エビデンスと患者様個人のご希望の両方をつきあわせて、患者様にとって最も満足度が高い診療が実施できるよう、総合的に治療方針を決定し診療を行ってまいります。
 
火曜日・木曜日がメインの診療日となっておりますが、緊急を要する場合などは適宜診療をおこなっております。